こんにちは。
今回は、シドニー中心部から北西へ約15kmに位置し、森のキャンパスとビジネスパークの利便性を兼ね備えた総合大学
Macquarie University(マッコーリー大学)について紹介します。
自然環境・実務的学び・アクセスの良さのバランスが高く、安定感のある中上位クラスの大学として日本人からの人気も高い大学です。
1|マッコーリー大学ってどんな大学?
- 設立:1964年(シドニーで3番目に設立された公立研究大学)
- 学生数:約44,000人以上
- 国籍:100か国以上から学生が集まる多国籍キャンパス
- 留学生:約12,000人以上が毎年登録すると言われる規模感
メインキャンパスは Wallumattagal Campus。
シドニー北側の Macquarie Park(マッコーリーパーク) の中心にあり、周囲にはIT・通信企業が立ち並ぶ ビジネス&テック地区 が広がっています。
敷地は約126ヘクタール。芝生や自然林が広がる公園型キャンパスで、
「都市機能×自然×企業集積」 が同時に揃う非常に珍しい環境です。
さらに、マッコーリー大学は キャンパス内にメトロ駅がある唯一のオーストラリアの大学 です。
Sydney Metro の Macquarie University 駅が目の前にあり、シティ方面にも短時間でアクセスできます。
2|世界ランキング&評価
世界的な評価は安定しており、TOP200クラスの総合大学として認知されています。
- QS世界大学ランキング2026:世界約138位前後
- QS科目別ランキング:23専攻が世界TOP200
(ビジネス、言語学、心理学、地球・環境科学、コンピュータ・IT など)
まとめると、
Group of Eight(Go8)ほどの最上位ではないものの、研究・教育・就職のバランスが非常に良い「中上位名門大学」
というポジションです。

3|学部・専攻をざっくりチェック
マッコーリー大学は大きく4つのFacultyに分かれます。
① Faculty of Arts(人文・社会・言語・教育)
主な専攻:
- 言語学、翻訳・通訳
- メディア・コミュニケーション
- 国際関係、政治・社会学
- 歴史、考古学
- 教育
特に 言語学・通訳翻訳・古代史・考古学 は伝統的に高く評価され、
人文・社会系志望者からよく選ばれる学部です。
② Macquarie Business School(ビジネススクール)
- 会計
- ファイナンス
- 経営学
- マーケティング
- 経済学
- アクチュアリー(保険数理)、ビジネスアナリティクス、Applied Finance など
一部の修士課程は、オーストラリア上位・世界TOP100に入るプログラムもあり、実力派のビジネススクールです。
③ Faculty of Science and Engineering(理工学部)
主な専攻:
- コンピュータ・IT、データサイエンス
- 数学・統計
- 物理・化学、環境科学
- 電気電子、機械、メカトロニクス、材料、通信工学
キャンパスが Macquarie Park のIT企業集積地の中 にあるため、
企業連携プロジェクトやインターンが豊富 なのも特徴です。
④ Faculty of Medicine, Health and Human Sciences(医学・ヘルス系)
主な専攻:
- 医学
- 生命科学・医生命科学
- 心理学
- 健康科学
- 言語療法・聴覚科学
キャンパス内に Macquarie University Hospital や医療研究機関があり、
実務的な学習環境が整っています。

4|キャンパスライフ&周辺環境
キャンパスの雰囲気(森×都市)
- 自然林と芝生が広がる緑豊かな環境
- リニューアルされたCentral Courtyard
- 芝生の広場
- カフェエリアが多数
- 自然の落ち着きと、学生の活気が共存するキャンパス
アクセス(大学の目の前にメトロ駅)
- Macquarie University 駅がキャンパス目の前
- シティ、Chatswood、Parramatta へ直結
- バス路線も多く、移動が非常に便利
生活インフラ(マッコーリー大学最大の強み)
向かい側には、大型ショッピングモール「Macquarie Centre」 があります。
- レストラン
- 生活用品店
- スーパーマーケット
- 映画館
- アイスリンク
- アジア系飲食店も豊富
自然・インフラ・企業立地のバランスが抜群 なのが人気理由です。
サークル & イベント
- 学部系クラブ
- スポーツクラブ
- 文化・宗教サークル
- 趣味・コミュニティサークル
名物イベント Conception Day など、学生向けイベントも盛ん。
落ち着いた環境の中に「大学らしい活気」がある のが魅力です。

5|入学条件&英語条件(留学生向け)
※専攻により詳細は異なるため、全体のイメージです。
学歴要件(日本人の例)
- 日本の高校卒業
- 高校内申をオーストラリア指標に換算して評価
もし成績が少し足りない場合は:
- Foundation(ファウンデーション)
- Diploma(ディプロマ)
を経由して 1年次または2年次に編入 するルートもあります。
英語要件
一般的な最低ライン:
- IELTS Academic:Overall 6.5、各セクション 6.0以上
MBA、教育、メディカル・ヘルス系では:
- IELTS 7.0以上
が求められることもあるため、
志望コースの最新情報確認が必須です。

6|学費&生活費の目安
学費(国際学部生)
専攻により幅がありますが、目安として:
- 年間 約29,000〜40,000豪ドル
工学・IT・ヘルス系 → 上の金額帯
人文・社会系 → 比較的低めの傾向
生活費(シドニー北側エリア)
大学公表値などをまとめると:
- 近隣シェアハウス:週370〜550豪ドル
- スタジオ寮:週500豪ドル以上もあり
- 生活費総額:年間 25,000〜30,000豪ドル以上
自然と都市のバランスが良く、生活環境の満足度は高めです。
7|奨学金(留学生にわりと手厚い)
マッコーリー大学は奨学金制度が充実している大学です。
Vice-Chancellor’s International Scholarship
- 成績優秀な留学生向け
- 最大1万豪ドルの授業料減免
国別奨学金(日本含む)
地域別奨学金やアーリーアクセプタンス奨学金があり、
日本国籍向けには 5,000豪ドル奨学金 が設定されています。
研究奨学金(大学院)
- iRTP・iMQRES
- 年間約39,700豪ドルの生活費サポート付き
奨学金は国籍や成績により対象が変わるため、
出願前に公式ページでの確認がおすすめです。
8|こんな人にMacquarie Universityはおすすめ
- 自然・便利さ・アクセスの良さを全部取りたい人
- ビジネス・IT・工学・心理・ヘルス・通訳翻訳など実務系を学びたい人
- インターンシップや企業連携で実力をつけたい人
- UNSWやシドニー大学ほどの超トップでなく、中上位でコスパ良く学びたい人
これらに当てはまるなら、Macquarie Universityは検討する価値の高い大学です。