工学・デザインに強い「実践型」総合大学
オーストラリア留学でメルボルンを検討している方なら、一度は聞いたことがあるのが RMIT University(Royal Melbourne Institute of Technology) です。
メルボルン中心部のシティキャンパスと、産業界と直結した実践的な学びにより、工学・デザイン・建築・ビジネス系に強い大学 として国内外で評価されています。
この記事では、RMIT の特徴、学部構成、学生生活、入学条件、どんな学生に向いているかまで、留学検討に必要な情報を一つにまとめて 解説します。
1.RMIT University ってどんな大学?
所在地: オーストラリア・ビクトリア州メルボルン
大学タイプ: 公立の総合大学(工学・IT・デザイン・ビジネスに特化した実践重視の学びが強み)
メインキャンパス:Melbourne City Campus
・メルボルンCBDの中心部
・周りにはショッピングエリア、カフェ、アート施設が多数
・公共交通機関(トラム・電車)が充実
その他のキャンパス
・Bundoora:理工・ヘルス系
・Brunswick:ファッション・デザイン系
メルボルンは「QS Best Student Cities」で世界上位に入る学生都市で、多国籍な環境・豊富なカルチャー・落ち着いた治安の良さから、長期留学でも安心して生活できます。

2.世界ランキングと強い専攻
RMIT は世界ランキングで安定した高評価を獲得しています。
- QS World University Rankings 2026:世界125位、オーストラリア10位
- Times Higher Education 2026:世界251–300位
特に 分野別ランキングが突出して強い のが特徴です。
- 建築・環境デザイン(Architecture / Built Environment)
- アート&デザイン(Art & Design)
これらは オーストラリア1位、世界トップ20 にランクイン。
- Communication & Media Studies:世界トップ50
- 土木工学、材料工学、ライブラリー&情報学、会計・ファイナンスなども世界トップ100、オーストラリア上位に入っています。
工学・IT・建築・デザイン・メディア・ビジネスを実務レベルで学びたい学生に最適な大学 です。
3.メルボルン・キャンパスの雰囲気と生活環境
Melbourne City Campus
- メインキャンパスはメルボルン中心部(CBD)にあり、周りはオフィス街やショッピングモール、カフェがずらり。
- トラムや電車の駅も近く、通学やアルバイト、インターンシップ先へのアクセスがとても便利です。
「キャンパスの外に出たらすぐ街」 という環境なので、シティライフを楽しみながら勉強したい方にはぴったりです。
メルボルンという街
- 多文化・多国籍な学生が集まる国際都市
- カフェ文化・アート・音楽フェスなど、週末も楽しみが多い街
- 日本からは直行便で約10時間、時差も1~2時間程度と、欧米に比べると負担が少ないのもポイントです。
留学生活の満足度につながる「生活のしやすさ」が非常に高い都市です。
4.実践重視(Industry-Connected Learning)の学び
RMIT の特徴は、何と言っても 「Industry-connected learning」=産業界との密接な連携 です。
- 企業課題を扱うプロジェクト型授業
- Work-Integrated Learning(WIL)
- 企業インターンシップ
- 現役デザイナー・エンジニア・ビジネスパーソンが教鞭をとる授業
そのため、
在学中から職場で使えるスキルを身につけられる と世界的にも高く評価されています。
卒業生の就職実績も良好で、「実務で即戦力になる教育」を提供する大学として知名度があります。

5.日本人留学生にとってのメリット
日本の高校成績に基づく出願換算
RMITは「Country or region equivalency」を採用しており、
日本の高校成績がRMIT基準でどの程度に換算されるかを事前確認できます。
日本語・日本研究も提供
日本語科目や日本研究があり、日本文化との接点も多い大学です。
アジアとの距離が近く、留学しやすい
欧米よりフライト時間が短く、日本の家族も訪問しやすい環境です。
6.人気の専攻例(日本人におすすめの分野)
- 工学・IT(機械、電気電子、コンピュータサイエンス、データサイエンス など)
- 建築・都市デザイン、インテリアデザイン
- アート&デザイン(グラフィック、アニメーション、ファッションなど)
- ビジネス(経営、マーケティング、会計・ファイナンス、サプライチェーン)
- メディア・コミュニケーション(広告、デジタルメディア、ジャーナリズムなど)
特にデザイン・建築系は ポートフォリオ評価が重要な学生に人気の高い分野 です。

7.入学条件と学費の目安
※専攻や年度により異なるため、以下は一般的な目安です。
学部入学(Bachelor)
- 学歴:日本の高校卒業(もしくは同等レベル)
- 英語:IELTS 6.5(各セクション6.0以上)を求める専攻が多め
大学院入学(Master)
- 関連分野の学士号
- 英語:IELTS 6.5〜7.0 目安(専攻により異なる)
学費のイメージ
2025年の国際学生向け資料では、多くのコースが 年間約 A$35,000〜45,000 前後 に分布しています(理系・デザイン系の一部コースはそれ以上)。
※正確な金額は、必ずRMIT公式サイトの各コースページで確認してください。
8.こんな方に RMIT をおすすめします
- 将来は エンジニア・IT・デザイナー・建築家・クリエイター として世界で活躍したい
- 座学だけでなく、プロジェクト・インターンシップ中心の実践的な授業 を受けたい
- 都市型キャンパスで、シティライフと勉強を両立 したい
- メルボルンのような国際都市で、多国籍の友だちとネットワーク を作りたい
RMITは、学びとキャリアのどちらも重視したい学生に非常に人気があります。

9.まとめ(ご相談はお気軽に)
RMIT University は
- 世界ランキング上位の公立大学
- 工学・IT・デザイン・建築・メディア・ビジネスに強い
- メルボルン中心部のキャンパスで、実践重視の教育を提供
という特徴を持つ、日本人学生にも非常に人気の高い留学先 です。
RMIT への進学方法や、どの専攻が自分に合っているかなど、詳しい情報が必要な方は、ぜひお気軽にご相談ください。